骨格診断3分類では見えなかった”似合う”の違い――イベント診断で感じたこと

先日、百貨店のイベントで骨格診断を担当しました。
当日は3分類(ストレート/ウェーブ/ナチュラル)で行う形式でしたが、実際にお一人おひとりを拝見していくうちに、「3分類では似合うが見えない」という現実を改めて感じました。

気づけば、私はいつもと同じようにーーー
自然と12分類の視点で見ていたんです。

同じナチュラルタイプでも、全く似合う服が違う。
同じストレートタイプでも、厚み・骨感・張りの強さ・質感の違いで印象は驚くほど変わる。
イベントでは限られた時間の中で出来る範囲でお伝えしましたが、「似合う」の言葉の奥には、もっと細やかな要素があることを改めて痛感しました。
3分類は入り口として分かりやすい。
けれど、「似合う服が知りたい」「自分に合う形を選びたい」という方にとっては、そこから先が大切なんです。

私が行っている骨格診断12分類は、3分類の枠の中で曖昧だった「なんか違う」を解消してくれる方法です。

例えば、3分類の診断でナチュラルタイプと言われたとします。
多くの方がその言葉から、「粗い素材」「ラフなスタイル」が似合うと思うかもしれません。

でも、ナチュラルタイプに中にはーーーー
実は”モードで直線的なスタイル”が似合う方もいます。
同じ「ナチュラルタイプ」でも、骨感やラインの出方、質感の違いで似合う服の方向性がまったく変わってくるんです。
だから、3分類の結果だけを頼りにすると、かえってファッション迷子になってしまう方も少なくありません。
12分類では、そうした”同じタイプなのに違う理由”を。質感・体のラインから丁寧に見極めていきます。
その結果「なんとなく似合わない」ではなく「だから似合わない」が分かる。

つまり、3分類では”体感”で終わってしまう部分が12分類では、”理論として理解できる”ようになるんです。

👉実際の診断でも「粗い素材がしっくりこない「ナチュラルタイプ」の方がいらっしゃいました。
その時の具体例をこちらの記事でご紹介しています。
▶骨格ナチュラルなのに粗い素材が似合わない?3分類では分からない素材の違い

イベントは、骨格診断を知るきっかけとして本当に素晴らしいと思います。
ただ、今回改めて感じたのは、「本当に似合う」を見つけるには、もう一歩深く見る必要があるということ。
体感だけではなく、”自分の軸として使える”知識にしてこそ、おしゃれはもっと楽しく、もっと自由になりなす。

3分類は”入り口”
12分類は”自分を知るための地図”。
イベントを通して、
「やっぱり私はこの12分類を伝えていきたい」と改めて思いました。

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